主な登場人物

深海 夕子(ふかみ ゆうこ)
舞台となる図書館の司書をしている女性。35歳らしい。ちょっと癖のある黒髪を後ろで一つにまとめていることが多く、仕事中の服装はたいていジーンズにブラウスやニットなどを合わせて青または黒のエプロン着用。化粧が薄く表情も乏しいので暗い印象で、年相応の外見という感じ。一重まぶたで小さい目。ある夜を境に自身に関する一切の記憶を失ってしまい、周囲に教えられるまま元通りの生活を送っているが常に空虚でぼんやりとした気持ちを抱えている。

恵見 譲(えみ ゆずる)
図書館常連の小柄で痩せぎすな中学生男子。真っ黒で癖のない髪を真ん中で分けている。血の気のない、やや不健康そうな顔。常に伏せられた目と小さく結ばれた口が内向的な印象を与える。階段裏の一人掛けソファが定位置で好んで読むのはミステリ、ホラー。口数が少なく無表情だが、ひとたび物語に夢中になると突然登場人物の会話や行動を真似る癖がある。白いシャツにグレーのズボンという制服姿でいることが多い。幼いころに誘拐されたことがある。

桃里 柚香(ももざと ゆずか)
館内の隅にある喫茶室「イリュージョン」のウェイトレス。こげ茶色のふわゆるパーマのロングボブ。仕事中はポニーテールにしたり結ったり。明るく自由奔放でポジティブ思考。パチンコ好きが高じてパチプロになり休日は専らパチンコ。これでいいのか独身23歳。スタイル抜群で華やかな容姿のためお水系に見られることも。実は中学のときに交通事故に遭い、それ以前の記憶を失っている。
これまで登場したゲストキャラ

田中(「透明な魚と青い花」)
25歳の男性でメジャー活動中のミュージシャン。茶っぽい天然パーマの鳥の巣頭。身長177センチだが姿勢が悪く暗い印象。Tシャツの上にみょうちきりんなアロハを羽織っている。ちょっと女の子っぽい顔だが前髪に隠れてよく見えない。色白で、目は一重。三年来の付き合いである歳上の男に対してひそかな恋心を抱いている。ある日散歩がてら外をうろうろ歩き回っているときに偶然巖倉文庫に行き着いた。

田野倉 芽(「二次元に恋文」)
19歳の女の子。高校卒業後、進学もせずだらだらしていたところ親が遠縁の親戚のつてで巖倉文庫でのアルバイトを勝手に決めてきた。司書資格を持っていないので夕子のお手伝い的なポジションだが、本人は割とこの仕事が気に入ってきているこの頃。柚香とはラノベを貸してあげる仲。最近、好きなラノベの登場人物が死んじゃいそうで気に病んでいる。

相原 草太(「夏が終わる」)
17歳の男子高校生。制服は学ラン。黒髪黒目、中肉中背で目立った特徴はない。 基本的にはほがらかだが思い詰めることも多い。年のわりにはシニカルで大人びているかも。前世の記憶を持っており、前世で愛していた相手が、現世では自分の母だった。幸いと言うかなんと言うか、これまでは母子家庭としてやってきたが、ある日とうとう母の恋人を紹介されることになる。

深海 夕莉(「百合の名」)
深海家の次女で、夕子の実子。元からかなりの母親っ子だったが記憶喪失以降さらに母親を気にかけるようになった。周囲からはしっかりした快活な子と思われており自分でもそういう性格であると思っているが、時に残酷な一面も。譲と同じ中学の2年生でテニス部所属。

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