物語のあらすじ

市内にある私営図書館「巖倉文庫」で司書として働く女「夕子」には生まれてからの記憶が無い。ある雨の夜、図書館の冷たい床で目を覚ました時には自分について何も思い出すことができない状態だった。
周囲から与えられる自身の情報によってひとまずの居場所を得た夕子は、家族の勧めで記憶障害の治療を受けつつも、表面上は普通の生活を送ってゆく。しかし夕子にとってその生活は余りにも現実感に薄れたものであった。これは私に宛がわれた「役」にすぎない……だとすれば私の「物語」はどこに?
夕子はいつしか図書館を訪れた人々が手に取ってゆく本を自分でも読んでみるようになる。そして想像する、その人の物語を。さまざまな人々と本との出会いが、少しずつ失われた記憶の欠片を取り戻してゆき――。
物語の舞台

関東のとある市内にある私営図書館「巖倉文庫」が主な舞台となります。都心へも電車で気軽に行ける距離なので登場人物の生活圏は市内とは限りません。この図書館の設立者は旧華族の巖倉鷲雄(いわくら わしお)さん。故人です。生前は児童文学者として幾つかの著作を遺しました。彼の作品と、彼が個人的に研究していた何か(?)の関係資料が館内に保管されています。

 図書館の外観について

駅から大通りを歩いてちょっと脇道に逸れたところに突然見える縦長建築。敷地には桜や椿などが植えられており、壁は白色で屋根は黒。モダン(死語)な印象です。入口に面した通りを歩くとサンルームに座っている人と目が合うことがあります。裏に通用門があり、ここから入ると利用カウンター奥にある書庫&倉庫につながっています(関係者以外立ち入り禁止)喫茶室の店員もここから出勤します(喫茶室入口の鍵を通用門にある鍵ケースから持って行く)荷物が届いたら通用門から倉庫に搬入してもらい、喫茶室へ運ぶときは倉庫からカウンターを通って書架フロアを歩いて運んで行きます。

 図書館の内装について

エントランス
 ……外側に返却ポストがあります。休館日はこちらに返却してください。リサイクル系のペットボトル用ポストなどは置いてません。だって私営だもの。
サンルーム
 ……エントランス入ってすぐ左の通路を進むとあります。当日の新聞やその月の特集に合わせた本があり、ゆったりとしたソファが程よい間隔で並んでいます。サンルームの壁はガラス張りなので、ここにいると図書館の前を行き来する人を見ることができます。逆に通行人から見られることも。床は大理石。
利用カウンター
 ……エントランス入って左奥に見える。夕子は大抵ここで本の貸出・返却・利用カードの発行などをしています。PCが2台ありバイトさんとの2名体制。背後には書庫へ続く通路と4つほど本棚があり、これには利用者からの予約書籍や返却済みの本を一時的に置いています。
書架
 ……利用カウンターの正面に並んでいるだけでなく、奥にあるコの字型通路の壁際にも、小さな階段で降りられる地下フロアにも並んでいます。地下フロアは掘りゴタツ式で読書用のテーブルやソファが置いてあります。
喫茶室「イリュージョン」
 ……利用カウンターを通り過ぎると、突き当たりにある。本の持込可。名前はリチャード・バックの著作『イリュージョン』から。柚香とマスターによる限定メニュー出現の可能性あり。
MENUを見てみる

見取り図

※上記以外の部屋や設備を創作してもOKです。作ったもん勝ち!本編に出てきた設備はここに付け足していきます。

 図書館の開館スケジュール

開館時間(喫茶室の営業時間もこれに順ずる)
 ・平日:9時30分〜20時30分
 ・土日祝:9時30分〜17時
休館日
 ・第2・第4水曜日
 ・毎月末日(蔵書入れ替え作業のため)
 ・蔵書点検期間(毎年4月の第2週目月〜日の5日間)
  
現在までの出来ごと

4月
夕子、図書館のサンルームで目を覚ますと記憶喪失状態。休職して通院療養するも成果なし。7月から司書として復帰。
7月
譲は図書館の常連。柚香はウェイトレスになって数ヶ月目になる。田中は一冊の本を探す。夫との関係を少し思い出す夕子。
8月
家庭での譲。司書アルバイトの芽登場。
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